スチール機器事業

サンキンのもう一つの駆動輪、スチール機器事業部
サンキンの強みは、鋼管事業部と並んで全く異なる事業分野のスチール機器事業部が存在することです。スチール機器事業のターゲットは、企業ニーズに深く呼応していく鋼管事業に比して、よりコンシューマに近くて広い市場に向かって展開されており、各種パレットなどの物流機器、物置・収納庫、駐車装置、駐輪場、車止めなど、多岐の分野にわたって生産・販売しています。
こうした異なる事業部門を持つに至ったのは、サンキングループ発展の過程で、多様性の確保と経営上のバランスを求めたからでした。激変する社会情勢や時代に応じて需要はどのように変化するのか、ユーザーが感じている不満や求めている改善点は何か、などなど市場を取り巻く環境をビビッドにとらえ、製品にしっかりと反映させています。
新しいものづくり文化
サンキンスチール事業部ならではの新しいチャレンジがあります。例えば物置と駐車装置を一つの工場で生産することで、人員の共有、加工の共有などを図り、合理化・相乗効果を出していくソフト面での取り組みがそれです。従来、同じ会社でありながら全く違う職場だったものを接近共有させることで、両者の「ものづくり文化」が交わり、より良い製品が生産される土壌が形成されています。
企画・開発から設計・生産までの一貫体制
スチール機器事業部最大のアピールポイントとなるのは、企画・開発から設計・試作・生産に至るまで、一貫して行っていることです。営業最前線からのフィードバックや市場からの声を企画にかけ、設計し、試作する。ただちに検討・改良し生産へ。こうしてすぐ形にできるのは一貫体制を備えていなければ不可能です。コンシューマに向けての最終製品を手がけているのですから、自らの手で市場動向にいち早く対応できるのは何物にも代え難い大きな強みであると自負しています。また納期への対応、品質の保障などの面でも海外委託やOEMでは得られないメリットがあるともいえましょう。
まず最初に安全・安心があれ
私たちはものづくりの基本中の基本とは安全・安心にあると考えます。市場に出てユーザーが直接使用するスチール製品群ですから、安全・安心が何より優先されることは当然ですが、生産過程においても全く同じことが言えます。作り手の一人でも安全に対する意識が欠落すると、生産ラインや供給後のサポートにも影響が出、多くの努力が台無しになってしまいます。ですからものづくりは、サンキンに勤める全社員が「まず最初に安全・安心があれ」であると念じつつ業務に取り組んでいます。
Fujioka factory 20VIEWS 藤岡工場二十景